不正アプリ使用に警告、ソニックウォールが小規模向けUTM発売
ソニックウォールは100人規模までの企業向けUTMを発売。オプションで不正アプリケーションの使用を監視する機能を提供する。
ソニックウォールは、従業員数50〜100人規模での利用に対応したUTM(統合脅威管理)アプライアンスの新製品「NSA240」を11月中旬に発売する。オプションで不正アプリケーションの使用を監視する「アプリケーションファイアウォール」も提供する。
同製品は小規模企業や中堅・大企業の支店などの利用に対応し、標準でファイアウォールとIPSec VPN接続機能を搭載する。本体には550MHzの2コアCPUとギガビットイーサポート3基、10/100Mbpsイーサポートを6基搭載する。スループット性能は、ファイアウォールで最大600Mbps、VPN接続で同150Mbpsとなっている。
アプリケーションファイアウォール機能は、HTTPやFTP、SMTP、POPなどのプロトコルに加えて、管理者が任意で通信を遮断したいプロトコルなどを設定できる。さらに、不正通信を試みた社員に対して警告メッセージを通知するなどの事後アクションも設定できるという。
本体2台を用いた冗長構成ができるほか、集中管理をするための「グローバルマネージドシステム」サービスを利用して、地方拠点に配備したUTM機器の管理やポリシー配布などもできる。
このほか、本体側面にPCカードスロットを装備し、将来的に第3世代携帯電話回線を利用する無線データ通信カードを利用できるようにする。災害などで有線が遮断された場合のバックアップに対応できるという。
価格は2009年3月までの限定で19万8000円、アプリケーションファイアウォールとアンチウイルス、IPS(侵入防御)をセットにしたオプションが4万9000円、コンテンツフィルタリングのオプションが5万2000円となっている。
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