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SourceForge.JP、Tracライクなバグ課題追跡システムをβ公開
SourceForge.JPでは、バグおよび課題追跡システムをオープンソースのプロジェクト管理ツール「Trac」とほぼ同等のユーザーインタフェースを持ったものにしようとしている。
OSDNは11月27日、SourceForge.JPのバグおよび課題追跡システムをチケット型に刷新、β版として公開した。オープンソースのプロジェクト管理ツール「Trac」とほぼ同等のユーザーインタフェースを持つ。
国内の利用者も多いTracライクなユーザーインタフェースを備えており、開発工程などの区切りにおいて締切を設定し、それに対して各チケットを結びつけるマイルストーン機能や、ファイルリリース機能と連携させ、特定のバージョンの開発工程やバグなどを管理することなどが簡単に行えるようになった。
今回公開されたβ版では、既存のシステムからデータを引き継いだままプロジェクトを新システムへと移行できるが、移行後でも既存システムに戻ることが可能となっている。OSDNでは今後、少なくとも数カ月の移行期間を設定し、新システムへの移行を図るとしており、中期的には完全な移行を果たしたい考えだ。
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