検索
特集

シェルスクリプトのデバッグツール、bashdbPrograming Bible(3/3 ページ)

シェルスクリプトで多くの処理をこなしている方は多いだろう。しかし、シェルスクリプトが思い通りに動かないときに、不正な値や到達しないコードパスを探するのは少々やっかいだ。そこで、bashdbを利用すれば、変数をウオッチしたりブレークポイントを設定したりして、速やかにデバッグできる。

PC用表示 関連情報
Share
Tweet
LINE
Hatena
SourceForge.JP Magazine
前のページへ |       

 次の例では、ウオッチポイントを使ってresult変数がいつどこで変更されるかを調べている。最初にnextコマンドを実行しているが、これはこうしないとウオッチが機能しなかったからだ。次に、ウオッチポイントを設定しcコマンドで実行を再開させている。そして、result変数の値が変化するところで実行が停止し、新旧の値が表示される。

*** 一部省略されたコンテンツがあります。PC版でご覧ください。 ***

 次の例では、引数の式が真になったとき実行を停止させるwatcheコマンドを使った。このコマンドの場合は、不可思議な「最初のnext」は不要だ。ここでは、はじめの方のフィボナッチ数は飛ばしてresultが4を超えたときに停止するようウオッチを設定している。このコマンドは条件なしで使うこともできる。例えば、watche resultとすると、result変数が変化したとき停止する。

*** 一部省略されたコンテンツがあります。PC版でご覧ください。 ***

 シェルスクリプトが思い通りに動かないときは、echo文やprintf文を順次挿入して不正な値や到達しないコードパスを探したものだ。しかし、bashdbを利用すれば、変数をウオッチしたりブレークポイントを設定したりして、速やかにデバッグできる。

Ben Martin 10年以上にわたってファイルシステムに携わっている。博士課程を修了し、現在、libferris、ファイルシステム、検索ソリューションを中心にコンサルティングをしている。


プログラミングにかんする悩み、プログラミングの最新動向を知りたければ「Programing Bible」がお勧めです。


前のページへ |       

Copyright © 2010 OSDN Corporation, All Rights Reserved.

ページトップに戻る