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英XMOS、コミュニティーサイトを立ち上げ
英XMOSは開発者向けのコミュニティーサイトを公開した。自社が持つ、ハードウェアの機能をソフトウェアとして実現する技術に関する知識の共有や、コードリポジトリの作成をする。
半導体メーカーの英XMOS Semiconductorは英国時間の12月5日、開発者コミュニティーサイト「xlinker.org」を立ち上げたと発表した。自社技術に関する知識を共有したり、コードリポジトリを作成する場を目指すという。
XMOSは、ハードウェアに相当する機能をソフトウェアとして実現するシリコン技術を採用したマイクロプロセッサを開発する半導体企業。xlinker.orgでは、XMOS技術や自社製品に関する知識の共有、XMOSデバイスで利用するオープンソースコードのリポジトリの作成を目指す。設計者は迅速にアプリケーションを作成し、品質も改善できるようになるという。同社は「ハードウェアも、ソフトウェアと同じようにオープンソースで配信できると確信している」と発表文中に記している。
現在、ダウンロードページには、イーサネットMACやストリーム暗号などのファイルが並んでいる。
xlinker.orgのページによると、当面はXMOがモデレーターを務めるが、将来的には独立した理事会を設けて自律的なコミュニティー活動を支える予定という。
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