ニュース
ECナビ、NetezzaのDWHで顧客情報分析システム刷新へ:購買履歴をすぐに確認
ECナビはNetezzaのDWHアプライアンスサーバを導入し、顧客情報を分析するデータベース基盤として活用する。Webサイト上にランキングや買い物履歴を表示する際のタイムラグを減らし、サービスの質の向上を目指す。
価格比較サイトを運営するECナビは、米Netezzaのデータウェアハウス(DWH)アプライアンスサーバ「Netezza Performance Server(NPS)」の採用を決定した。年内に稼働を開始し、サイトの顧客情報を分析するデータベース基盤として活用する。システムの導入、サポートを担当する伊藤忠テクノソリューションズ(CTC)が12月9日に発表した。
ECナビが利用していたデータベースでは、人気商品のランキングを表示するサービスなどを提供するために、顧客データを分析している。顧客数やデータの量の増大に伴い、その作業において処理が追いつかず、システムへの負荷やシステム部門の作業工数の増加などが起こっていた。
NPSは、リレーショナルデータベース管理システム、サーバ、ストレージを1つのユニットに統合したアプライアンスサーバ。CTCがECナビの顧客データを用いて分析作業を検証したところ、300倍以上パフォーマンスが向上することが立証された。顧客情報の収集と分析の処理能力が向上することで、利用者がサイト上で購買履歴などを確認するまでの時間を短縮できるようになるなど、サービスの質の向上を見込む。
*** 一部省略されたコンテンツがあります。PC版でご覧ください。 ***
関連記事
- NECがBIソフト販売を強化 NetezzaのDWH製品とも連携
マイクロストラテジー・ジャパンのBIソフト「MicroStrategy 8」を発売した。 - モスフードサービスがNetezzaでDWHを構築
日本ネティーザと電通国際情報サービス(ISID)は、モスフードサービスが日本ネティーザのNetezza Performance Server(NPS)の導入を決めたと発表した。 - EMCと提携した米Netezza、ユニークなDWHアプライアンスで市場拡大狙う
米Netezzaはストレージ機器大手の米EMCとの提携を発表した。DWHにかかわるハードウェアとソフトウェアを一体で提供するNetezza製品の特徴を生かし市場拡大を目指す。 - 日本ネティーザとTISが提携、DWHアプライアンスを共同販促
日本ネティーザとTISはDWHアプライアンス製品の販売で提携すると発表した。 - 処理性能は従来の約4倍――ユニシスとネティーザがDWH製品の実証実験
日本ネティーザとその販売パートナーである日本ユニシスは、DWH向けアプライアンス「PowerCenter Connect for Netezza」について従来製品との違いをアピールした。 - DWHアプライアンス向け新ソフトを発売――日本ネティーザ
日本ネティーザはデータウェアハウスアプライアンスの性能を強化する新ソフトウェアの出荷を開始すると発表した。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.