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米Red Hat、JBossでAjax開発ツール「Google Web Toolkit」をサポートへ
Red HatとGoogleは、Google Web Kitの開発と運用環境サポートの拡大において業務提携した。JBossのWebフレームワークとGWTの統合も実現する予定だ。
米Red Hatは米国時間12月11日、Ajax(Asynchronous JavaScript + XML)アプリケーション開発ツール「Google Web Toolkit(GWT)」で米Googleと提携したと発表した。開発と運用環境のサポートを拡大するほか、JBossでもGWTをサポートする。
GWTは2006年に開始したプロジェクトで、Javaを使ってAjaxアプリケーションを開発できるフレームワーク技術。Red Hatは今回、GWTでGoogleと貢献に関する合意「Google Contributor Agreement」を締結した。これにより、Red Hatの開発者はGWTに貢献することや、GWT向けにサービスを提供できるようになる。
Red Hatは今後数カ月以内に、自社のJavaアプリケーション基盤「JBoss Enterprise Application Platform」でもGWTのサポートを提供するという。
併せて、Webフレームワーク「JBoss Seam Framework」とGWTの統合に向けた予備的な作業を完了したことも発表した。これにより、開発者はSeamのオープンなアーキテクチャを活用して、エンタープライズJava機能とGWT、RichFaces、Springなどの技術を組み合わせてリッチインターネットアプリケーション(RIA)を開発できるという。
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