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マイクロソフト、Windows Server 2008 R2 ベータのダウンロード提供を開始:Windows 7、Hyper-Vとの連動強化も
マイクロソフトは「Windows Server 2008 R2 日本語版Beta1」のベータプログラムを開始。製品サイトなどからダウンロードできる。
マイクロソフトは1月13日、同社の次期サーバOS「Microsoft Windows Server 2008 R2」日本語版Beta1の開発完了に伴い、日本語版 ベータプログラムを開始する。対象はユーザーおよびパートナー企業のITエンジニア。広く製品機能の評価、検証の機会を提供することを目的とする。
Windows Server 2008 R2は、マイクロソフトのOSとしては初めて64ビット版のみ提供される。消費電力のコントロール、論理プロセッサ対応、仮想化機能(Hyper-V)の強化、そして次期クライアントOSである「Windows 7」との相乗効果などが実装される。
提供されるプロダクトは次の通り。製品情報サイトおよびTechNetオンライン、MSDNを通じてダウンロードできる。
- Windows Server 2008 R2 Standard, Enterprise, Datacenter Beta
- Windows Server 2008 R2 for Itanium Based Systems Beta
- Windows Web Server 2008 R2 Beta
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