Mono、オバマ大統領の就任演説に合わせ「Moonlight 1.0」をリリース
Silverlightのオープンソース実装「Moonlight」のバージョン1.0がリリースされた。Silverlight 1.0に対応する。
米Novellが支援するMono Projectは米国時間の1月20日、米MicrosoftのRIA(Rich Internet Applications)技術「Silverlight」のオープンソース実装環境「Moonlight 1.0」をリリースした。LinuxユーザーはMoonlightを利用して、「Windows Media Video(WMV)」などSilverlight向けのメディアファイルを閲覧できる。
MoonlightはSilverlightのオープンソース実装としてNovellとMicrosoftが結んでいる相互運用性の提携により実現したプロジェクト。Silverlightと100%の互換性を目指しており、Silverlight向けアプリケーションをLinuxで動かすことができる。
バージョン1.0はSilverlight 1.0に対応する。Mono Projectのミゲル・デ・イカザ氏は公式ブログで、「20日の米大統領バラク・オバマ氏の就任演説をLinux(x86とx86-64)でも視聴できる」と述べている。オバマ氏の就任演説はSilverlightで配信されることになっており、Microsoftは、就任演説ストリーミングで利用されるコードにMoonlight開発チームがアクセスできるようにしたという。
ライセンスはLGPLを利用、プロジェクトのWebサイトからダウンロードできる。
編集者の一言
オバマ大統領の就任式で動画配信のプラットフォームとして用いられたことで話題となっているSilverlightと、Silverlightのオープンソース実装「Moonlight」ですが、現在のMoonlightはSilverlight 2をサポートしていないなど、完全な互換性があるわけではありません。LinuxユーザーにとってはまだまだSilverlightは鬼門なのかもしれません。
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Moonlightは、MicrosoftのSilverlight向けに作られたコンテンツをLinux上で再生できるようにする。
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