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Adobe、Flash向けプロトコル「RTMP」のコード公開へ
AdobeFlash技術向けの通信プロトコル「Real-Time Messaging Protocol」(RTMP)の仕様を半年以内に公開する計画を発表した。
Adobe Systemsは米国時間の1月20日、Flash技術用の通信プロトコル「Real-Time Messaging Protocol」(RTMP)の仕様を公開する計画を発表した。Adobeの開発者向けサイト「Adobe Developer Connection」上で今年6月までに公開予定。
RTMPは、Adobe Flash Player間で高性能音声、映像、データをやりとりするための通信プロトコル。リッチコンテンツの効果的な配信を目的に開発されたもので、AMF、SWF、FLV、Adobe Flash Playerと互換性のあるF4Vをサポートする。
開発者や企業は公開された仕様を利用して、デバイスの種類やコンテンツの配信元に関係なく最適化したコンテンツをストリーミング提供できるという。これにより、Adobeが主導するFlash推進のための業界団体「Open Screen Project」を前進させる狙い。
公開する仕様には、Adobe独自の保護技術は含まない。企業は自由に独自開発の保護技術を併用できるという。
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