マイクロソフトがERPの新版を発表 OfficeライクなUI:日本語版として2代目
マイクロソフトは、日本では2世代目となる中堅企業向けERPの新版を2月2日から提供すると発表した。
マイクロソフトは1月29日、日本では2世代目となる中堅企業向けERPの新版を2月2日から提供すると発表した。「リボン」と呼ぶOffice製品と同じユーザーインタフェースを実装することで、使いやすさを強化した。業務視点の58に上るWebサービスを使ったSOA(サービス指向アーキテクチャ)、横断的な財務状況の可視化、コンプライアンス管理といった機能も組み込んだ。
製品名は「Microsoft Dynamics AX 2009」。日本語版としては2007年6月に発売した「バージョン 4.0」以来の2代目となる。会計、サプライチェーン、生産管理、人事、サービス、CRM、経費管理、プロジェクト管理、コンプライアンスなどの機能から選択して利用できる。
製品導入においてはパートナーとの協業を重視する。日立製作所は、2007年10月にマイクロソフトとDynamicsのソリューションプロバイダー契約を結んでおり、Dynamics AX 2009のビジネスを世界で展開する考えだ。事業をグローバルに拡大している企業がDynamicsを利用する場合に、欧米、東南アジア、中国などの現地法人や拠点への展開を支援する。導入計画や構築のコンサルティングをはじめ、現地での導入支援、教育、保守も請け負う。
Dynamics AXの価格体系は2つ。ERPとして会計をはじめCRMや生産管理など総合的な機能を提供する「アドバンスド マネジメントエディション」のファウンデーションパックが47万7545円、同時使用ユーザーライセンス1人分が21万5025円からとしている。一方、会計を中心に機能を部分導入する「ビジネスエッセンシャルズ」のファウンデーションパックが27万10円、同時使用ユーザーライセンスが12万1450円から。ユーザーライセンスはユーザー数によって割引がある。
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