Volantis Systems オープンソースのモバイルアプリ開発基盤発表
Web 2.0サービス用コネクタとしてGoogleのPicasaやGoogle Doc、Yahoo!のFlickrを搭載したモバイルWebアプリ開発プラットフォームを英Volantis Systemsが発表した。
英Volantis Systemsは英国時間の2月4日、オープンソースのモバイルWebアプリケーション開発プラットフォーム「Volantis Mobility Server Community Edition 5.1」を発表した。ライセンスはGPLv3を利用、同社Webサイトから無料でダウンロードできる。
Mobility Serverは、Javaで書かれたランタイムフレームワークで、約5900種のモバイル端末をサポートしたデバイス情報データベース「Volantis Device Database」とEclipseベースの開発ツールなどを含む。開発言語としてPHPやRubyなどをサポートする。
開発者はコネクタを利用して、Webサイト、データベース、Webサービス、XMLドキュメント、Web 2.0サービスと統合できる。XMLマークアップタグを使ってコネクタを特定すると自動でコンテンツの最適化・統合をするため、モバイル向けアプリケーションのマッシュアップを容易に開発できるとしている。
最新版では、Web 2.0サービス用コネクタとして、米Googleの「Picasa」「Google Docs」、米Yahoo!の「Flickr」の3種類のコネクタが新たに加わった。米AppleのiPhoneへの対応も強化されている。今後、GoogleのOpenSocial APIやRSSフィードの統合を計画しているという。
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