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ANA、整備ツールの出納管理にUHF帯RFIDを活用:時間・担当者を自動記録
ANAは整備士が使用するツールやマニュアルなどの使用状況を自動で記録し、管理するシステムを構築した。UHF帯RFIDを活用したシステムで、ツール管理の正確性を向上し、管理時間を短縮することを狙いとしている。
全日本空輸(ANA)は、整備士が使用するマニュアルや鍵などの持ち出し、返却状況を管理するシステムを、UHF帯RFIDを活用して構築した。ツールに取り付けたUHF帯RFIDタグを、ゲート型のRFIDリーダーで読み取り、ツールの使用状況を自動的に記録する。ANAとシステムの構築を担当したNECが2月3日に発表した。
NECの「LEVET SYSTEM」を活用した同システムは、羽田空港と成田空港で稼働している。整備士が運航便で使用する全16種、約2400個の無線器やフラッシュライトなどの整備用ツール、マニュアル、ネームプレートなどの管理をしている。誰が何をいつ持ち出し、返却したかを自動的に記録するシステムで、整備ツール管理の正確性向上と管理時間の短縮が狙いだ。
将来的に、羽田、成田以外の空港にもシステムの展開を検討しているという。
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