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Siebel CRMの最新版を発売 日本オラクル:ロイヤルティ管理を強化
得意顧客を囲い込むための「ロイヤルティ管理機能」や、Siebelの顧客情報との連携を自動化する「セルフサービス機能」などを新たに加えた。
日本オラクルは2月5日、CRMアプリケーションのSiebelの最新版の提供を開始すると発表した。ポイントサービスなど得意顧客を囲い込むための「ロイヤルティ管理機能」や、ショッピングサイトなどで顧客が個人情報を自ら変更、登録する際に、Siebelの顧客情報との連携を自動化する「セルフサービス機能」などを新たに加えた。
提供するのは「Siebel CRM 8.1.1」。ポイントサービスなど顧客のロイヤルティ化を図る施策の管理機能を強化した。会員登録管理やポイントの交換の管理といった機能を追加。企業がポイントサービスの利用状況から顧客の嗜好を分析し、適切なサービスを設計できるようにする。BestBuyでは上位20%の顧客が100%の利益を生み出しているなど、ロイヤルティの高い顧客の収益性が高いことが改めて分かってきていることが機能追加の背景にあるとしている。
セルフサービス機能も特徴の1つ。買い物サイトなどのユーザーが自身の情報を登録、変更、削除する際にSiebel CRMの顧客情報にアクセスする必要があるが、従来はこの連携機能を手作業で構築する必要があった。新版はこれを標準搭載する。
このほか金融、公共、通信といった業種別のソリューションも強化している。
価格は、プロフェッショナル版が1ユーザーあたり13万1250円から。
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