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ソフトバンクモバイル、107店舗に勤怠システム導入 年間2600万円の削減へ:指紋認証でタイムカードなくす
ソフトバンクモバイルの店舗に指紋認証の勤怠管理システムが導入された。紙やタイムカードで管理していた勤怠入力をシステム化することで、データの照合や分析にかかる時間と人件費の削減を狙う。
テレコムサービスは、同社が運営するソフトバンクモバイル107店舗に指紋認証による勤怠管理システムを導入し、年間で約2600万円のコスト削減を見込む。勤怠システムを提供したヒューマンテクノロジーズが2月18日に発表した。
ソフトバンクモバイルの店舗が導入したのは、指紋認証で勤怠を管理できる機能をASP(ソフトウェアの期間貸し)形式で提供する「King of Time」。指紋認証により、手書きやタイムカードに入力していた勤怠管理を自動化したことで、労働時間や残業時間のデータを管理しやすくなった。
出退勤時の記録の不備や勤怠情報の照合、データの分析に必要だった時間を減らすことで、従業員の1人当たりの残業代を月間4000円削減できる試算。店舗に勤める538人分の残業代に換算すると月間約215万円、年間約2600万円のコスト削減効果が見込めるという。
従来の勤怠管理では、必要事項を記入した手書きの用紙やタイムカードを週に1度本部にFAXで送信して、勤怠を管理していた。店舗ごとの労働時間や残業時間を従業員が電卓で集計していたため、シフトとの照合やデータの分析に余分な人件費が掛かっていた。
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