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Sunの日本法人、4月17日に社長が交代:微妙なタイミングで
Sun Microsystemsの日本法人は、4月17日付けで、専務執行役員を務めていた河村浩明氏が社長に就任したと発表した。
米Sun Microsystemsの日本法人は4月22日、取締役会の決議に基づき、4月17日付けで、専務執行役員を務めていた河村浩明氏が社長に就任したと発表した。社長だったライオネル・リム氏は会長に就く。OracleによるSun買収が4月20日に発表になっているが、サン日本法人の発表文ではそれについて触れていない。サンの広報部によると「買収が完了したわけではないため、通常業務として発表した」という。買収のタイミングが重なったことや河村氏が日本オラクル出身であることは、まったくの偶然としている。
河村浩明氏は、2006年に日本オラクルインフォメーションシステムズに入社し、アプリケーション事業を担当。日本オラクル常務執行役員に就任し、2008年10月に専務執行役員としてサンに入社していた。
東京大学工学部を卒業後、日製産業(日立ハイテクノロジーズ)、EMCジャパンに在籍した。52歳。
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