Officeに少ない「出会い」のチャンス?:悲しき女子ヘルプデスク物語(3/3 ページ)
今回もトリセツの話題。わたしが「いいな」と思って使う機能が、ほかの人にとってはまったく必要ない機能だったりする。全く知らない機能だって多いはず。トリセツって、ユーザーと隠された機能とを出会わせてくれる、仲人のようなものかしら?
トリセツは機能とユーザーの「仲人」
いずれにせよ、社内で利用されている各種のソフトの裏技一歩手前的な機能をきちんと把握するならば、マニュアルと格闘しなければならない。近年のマニュアルは2極化が進んでいると思う。かなり分かりやすく書かれるか、またはマニュアルがまったく用意されていない(あるいはオンラインヘルプのみになっている)かだ。丁寧に書かれているマニュアルは、どうしてもページ数が多くなるので、逆に手ごわい相手のように見えたりもする。必要最低限のことだけを説明した「クイックスタートガイド」と、すべての機能を紹介した詳細なトリセツの2本立て、というマニュアルはまだ好感が持てる。
その一方で、クイックスタートガイドに載せてもらえなかった機能をずっと使ってもらえない(ユーザが知る機会もない)というのも、なんだかIT機器がかわいそうだなあ、と思ったりもする。とはいえわたしだって、分厚いトリセツは読まないんだけどね……。
どんなソフトでも「あったらいいな」と思う機能はたくさんある。みんなの意見をくみ取って、あれもこれもと機能を追加したら、きっと使い方が解らないユーザーからヘルプコールが増えるんだろうな。しかし、欲しい機能がなかったり、見当たらなかったりしても「何とかしてくれー」というヘルプコールがあるのだから、結局、わたしはいつまでも忙しいってことじゃないか。トリセツを読んでくれー、といいたいところだが、自分だって読んでないからあまり声高にいえないのよね。とほほ……。
まずは自分から。今日は自宅へ戻ったら、携帯のトリセツを読んでみようかな。
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