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VMware、サービス収入好調で大幅増益:ライセンス収入は13%減
1〜3月期は純利益62%と好調だったが、景気後退によるIT投資減少を見越し、来期の予想は「横ばいもしくは減少」としている。
米VMwareが4月22日発表した第1四半期(1〜3月期)決算は、売上高は4億7000万ドルで前年同期比7%増、純利益はサービス収入の好調に支えられ、6990万ドル(1株当たり18セント)と、前年同期の4300万ドル(1株当たり11セント)から62%という大幅な増加になった。
売上高のうち、サービス収入は48%増の2億1330万ドル。サービス収入が売上高全体に占める割合は年々増加しており、同四半期では45%と前年同期より12ポイント増えた。ソフトウェアライセンス収入は13%減の2億5700万ドルだった。
地域別では、米国での売り上げが8%増、米国外の売り上げは6%増だった。
今後については、景気後退により顧客企業が新たなIT投資を控えることを考慮し、第2四半期の売上高を前年同期と横ばいもしくは減少するとみている。21日に発表した仮想OS「VMware vSphere 4」の出荷は、第2四半期の終わりを予定している。
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