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Sun Microsystems、第3四半期決算は2億ドルの赤字:独立企業としての最後の決算
Oracleによる買収がこの夏完了する見込みのSunの決算発表は、売上高は20%減の26億1400万ドル、純損失はリストラ関連費により2億100万ドルとなった。
米Oracleによる買収を控えた米Sun Microsystemsは4月28日、第3四半期(1〜3月期)決算を発表した。売上高が前年同期比20%減の26億1400万ドル、最終損益は2億100万ドル(1株当たり27セント)の赤字だった。前年同期の純損失は3400万ドル(1株当たり4セント)だった。
損失には、2008年11月に発表したリストラ関連費4600万ドルが含まれる。粗利益率は42.7%で前年同期を2.2ポイント下回った。
米Oracleは4月20日、Sunを1株当たり9.5ドル、総額74億ドルの現金で買収する計画を発表しており、この夏に買収完了の見通しとなっている。独立企業としてのSunの決算発表は、これが最後になるとみられる。
Sunはこの決算に関する電話会見を開催しなかった。同社株の28日の終値は9.16ドルだった。
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