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AdobeのFlash Media Serverに権限昇格の脆弱性:アップデートで対処
Flash Media Server 3.5.1までのバージョンに権限昇格の脆弱性が存在する。
米Adobe Systemsは、Flash Media Serverに権限昇格の脆弱性が見つかり、アップデート版で対処したことを明らかにした。
Adobeのセキュリティ情報によると、脆弱性が存在するのはFlash Media Server 3.5.1までのバージョン。OSはWindowsとLinuxが影響を受ける。
この脆弱性を突いた攻撃を受けると、Flash Media Interactive ServerやFlash Media Streaming Serverでリモートプロシージャコール(RPC)を実行されてしまう恐れがある。Adobeの深刻度評価は4段階で上から2番目に高い「Important」となっている。
Adobeは4月30日に公開したFlash Media Server 3.5.2と、3月23日に公開した3.0.4でこの問題を解決。いずれかにアップデートするよう管理者らに呼びかけている。
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ユーザーが悪質なSWFファイルをロードすると、攻撃者にシステムを制御される恐れがある。
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