ジュニパー、セキュリティとネットワークの管理コストを削減する新製品:中小企業向けに
ジュニパーは、セキュリティとネットワークの統合管理を低コストで実現するという中小企業向けの製品群を発表した。
ジュニパーネットワークスは5月12日、中堅・中小企業向けにセキュリティとネットワークの統合管理を可能にする製品群「スマート・ネットワーク」を発表した。同社製OS「JUNOS」を搭載し、高度なセキュリティ管理とネットワークパフォーマンスを両立できるという。
スマート・ネットワークは、管理ツール「Network and Security Manager」とゲートウェイ装置「SRXシリーズ」、イーサネットスイッチ「EXシリーズ」などで構成される。
Network and Security Managerは、各種機器をライフサイクルに沿って集中管理でき、詳細なポリシー設定や一元的なモニタリングとリポーティング、調査ツールの機能を提供する。「SRX シリーズ」では、UTM(統合型脅威管理)およびIPS(不正侵入防止)機能を提供。ハードウェアベースのコンテンツアクセラレーション機能も搭載し、PoEやSIPボイスゲートウェイ、アンチウイルスなどの機能も使用できるという。
「EXシリーズ」は、企業の支社や教育機関向けの製品。新たにレイヤ2およびレイヤ3スイッチング機能をサポートした「EX2200」をラインアップした。10/100/1000BASE-Tをそれぞれ24ポートまたは48ポートを搭載し、電話や映像、無線LANアクセスポイントなどのネットワーク機器をサポートする。
各製品にJUNOSを採用したことで、地方の支社や拠点においても単一の管理環境を利用できるようになり、運用コストを削減できるという。同社では、米調査会社が実施した調査を引用して、JUNOSを搭載するスイッチやルータを導入した企業は従来に比べて41%の運用コストを削減できたと説明している。
SRXシリーズは、一部モデルを除いて同日から販売しており、参考価格帯は19万7900円〜320万円以上。EX2200は2010年初頭に発売する計画で、価格は48万円からとなっている。
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