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ミラクル、VMware vSphere 4対応のバーチャルアプライアンス型ロードバランサ
ミラクル・リナックスは、仮想マシン上で動かすロードバランサをバーチャルアプライアンス型で販売する。VMware vSphereにも対応した。
ミラクル・リナックスは5月28日、負荷分散ソフトウェア「MIRACLE LoadBalancer」とLinuxサーバOS「Asianux Server 3 ==MIRACLE LINUX V5」をセットにしたバーチャルアプライアンス型のロードバランサ「MIRACLE LoadBalancer Virtual Appliance」を発表した。6月5日から出荷を開始する。
同製品は、仮想マシン上で動かすロードバランサ。セットアップ済みのOSとロードバランサを収めたイメージファイル(ovfまたはvmdk)が提供される。一般的なアプライアンス製品と異なり仮想マシン上で動作するため、ハードウェアへの依存が少なく、かつ利用までのステップが少ないのが特徴。
同製品はヴイエムウェアが4月22日に発表した最新の仮想化ソフトウェア「VMware vSphere」に対応。VMware vSphereは「VMware Infrastructure」と呼ばれていた統合仮想化製品の後継製品で2009年4月に発表、国内では5月21日から出荷を開始している。VMware vSphereに対応していることで、同仮想化環境への新規導入が容易に行えるほか、VMware vSphereの管理ツールからの操作も可能となる。
価格は1ノード35万円。2ノードであればアクティブ/スタンバイ構成となる。年間サポートは1ノード10万円。
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