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SST、オンライン経由のWAFサービスを開始
セキュアスカイテクノロジーは、Webアプリケーションファイアウォール(WAF)の機能をインターネット経由で提供する「Scutum」を開始した。
セキュアスカイテクノロジー(SST)は6月1日、Webアプリケーションファイアウォール(WAF)の機能をインターネット経由で提供するサービス「Scutum」を開始した。月額制で提供する。
同サービスは、SSTの監視センターに設置したWAFを利用して企業のWebサーバに接続する不正な通信を遮断する。DNS設定をSSTの監視センター経由に変更するだけで導入できる。不正通信の検出には、ビットフォレストと共同開発したエンジンを使用する。
料金は通信容量によって、月額2万9800円/5万9800円/12万8000円の3段階を設定。通信容量を事前に調査して料金を決める仕組み。オンラインショッピングサービスなどを展開する企業を中心に年内に50社の利用を見込む。
同社によれば、Webアプリケーションの脆弱性を狙う攻撃が急増しているものの、WAFを導入するにはアプライアンスやソフトウェアが必要なため、運用までに時間を要することが課題になっていた。オンライン経由でWAF機能を提供することにより、短時間で自社のWebアプリケーションを保護できるようになると説明している。
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