米Appleは6月15日、Mac OS X 10.4と10.5向けに、脆弱性が修正されたバージョンのJava for Macを提供した。
「Java for Mac OS X 10.4 Release 9」では、Java 1.5をバージョン1.5.0_19に、Java 1.4をバージョン1.4.2_21にそれぞれ更新し、多数の脆弱性に対処した。問題を悪用された場合、不正なJavaアプレットを使って特権を昇格されたり、任意のコードを実行されたりする恐れがあった。
「Java for Mac OS X 10.5 Update 4」ではJava 1.6、Java 1.5、Java 1.4の更新版を盛り込んだほか、「Aqua Look and Feel for Java」のインプリメンテーションに存在する脆弱性に対処した。
Java for Macをめぐっては、Sun MicrosystemsがJavaの脆弱性を解決するアップデートを公開してから数カ月たっても、Mac OS X最新版には依然として脆弱性が修正されていないバージョンのJavaが組み込まれていると研究者などが指摘。コンセプト実証のためのJavaアプレットも公開されていた。
関連記事
- Mac OS Xの最新版に残るJavaの脆弱性
Sunが数カ月前に対処したJavaの脆弱性が、Mac OS X 10.5.7と10.4.11ではいまだに解決されていないと研究者が指摘した。 - Mac OS X 10.5とSafariの更新版がリリース
AppleがMac OS X 10.5.7とSafari 3.2.3をリリースし、深刻な脆弱性に対処した。 - Macを狙う新手のマルウェア、相次いで出現
Mac狙いのマルウェアは今後さらに増えるとSophosは予想している。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.