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「Opera Unite」はボットネットにも利用可能? セキュリティ企業が指摘
Operaブラウザの新機能「Opera Unite」を悪用した「Uniteボットネット」が開発される恐れがあると、Sunbelt Softwareは予想する。
PCにサーバ/クライアント機能を持たせるOperaブラウザの新機能「Opera Unite」について、セキュリティ企業のSunbelt Softwareが「ボットネットに利用される恐れがある」と警鐘を鳴らしている。
Uniteは基本的にOperaブラウザ用ウィジェットシステムの拡張機能であり、ユーザーはブラウザにサーバ機能を持たせて、ブログやファイルを友人にアクセスしてもらえるよう設定できる。
しかし、「ユーザーが意図せず自分のファイルシステムへのアクセスを許してしまうことはないのか」と、Sunbeltは疑問を投げかける。
OperaのウィジェットはOpera以外からも提供されており、単なるローカルウィジェットに見せかけておきながら、実は不正目的でUniteプロトコルを利用するウィジェットが作成される恐れもあるとSunbeltは指摘。いずれこうした「Uniteボットネット」が登場するだろうと予想している。
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Opera UniteはP2P的な手段を提供するが、ユーザーはすべてのトラフィックをOperaのプロキシサービスに通さなければならず、またオープンソースではない点が批判を呼んでいる。
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