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SugarCRMにSQLインジェクションの脆弱性
IPAはCRMソフトの「SugarCRM」にSQLインジェクションの脆弱性が存在すると発表。修正版がリリースされている。
CRM(顧客関係管理)ソフトウェアの「SugarCRM」にSQLインジェクションの脆弱性が見つかったとして、情報処理推進機構(IPA)セキュリティセンターとJPCERTコーディネーションセンター(JPCERT/CC)は8月24日、情報を公開した。
それによると、脆弱性はSugar Community/Professional/Enterprise Editionsの5.2.0g以前および5.0.0k以前、4.5.1o以前に存在する。脆弱性を悪用されると、第三者が管理者権限を取得してデータベースを不正に操作できるようになる。SugarCRM上に登録された個人情報が盗み出されたり、データが削除されたりするなど恐れがある。
開発元の米SugarCRMは7月下旬に公開したバージョン5.2.0hと5.0.0l、4.5.1pでこの脆弱性を解消した。IPAとJPCERT/CCはユーザーに最新版の適用を呼び掛けている。
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