Tomcatベースのアプリケーションサーバ「Tcat Server」が登場
MuleSoftがApache TomecatベースのJavaアプリケーションサーバ「Mulesoft Tcat Server」を発表した。Apache Tomcat向けのアプリケーションと100%の互換性を確約するという。
オープンソースのESB(Enterprise Service Bus)「Mule ESB」を提供する米MuleSoft(旧社名、MuleSource)は米国時間の9月2日、「Apache Tomecat」ベースのJavaアプリケーションサーバ「Mulesoft Tcat Server」を発表した。同社Webサイトでパブリックβを公開している。
Tcat Serverは、Apache Tomcat向けのアプリケーションと100%の互換性を確約するJavaアプリケーションサーバ。Tomcat開発者は、Tcat Serverのサーバ管理機能を利用して、開発/テスト期間中の反復作業を自動化できる。アプリケーション設定の自動化のほか、性能を診断するツールも提供する。
管理者向け機能としては、アプリケーションプロビジョニングやサーバグループ管理などの管理ツールと性能診断機能を提供する。SLAベースのサポートを提供することで、法人顧客の需要に応える。
MuleSoftによると、Mule ESB顧客の多くがTomcat環境内で動かしており、Tcat Serverの提供は自然な事業拡張という。Tcat Serverを提供することで、OralceやIBMなどプロプライエタリなアプリケーションサーバからの移行を促進する。同社は同日、社名をこれまでのMuleSourceからMuleSoftに変更することも発表している。
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