情報処理推進機構(IPA)は9月11日、米国立標準技術研究所(NIST)のセキュリティ関連文書としてSP800シリーズとFIPSの翻訳文書をWebに公開した。
SP800シリーズやFIPSは、米政府機関向けの情報セキュリティ対策文書をして作成されたもので、民間企業や組織の情報セキュリティの向上にも有効な資料であることから、NISTの許諾を得てIPAとNRIセキュアが2005年から翻訳と調査を行い、一般に公開している。
2008年3月までに計31の翻訳文書と解説を公開し、ダウンロード件数は累計で約60万件になるという。2009年度は計11件の公開を予定し、このうち5件を同日公開した。残りは年度内に順次公開する。また、2009年度から翻訳や調査に日本セキュリティ監査協会なども参加している。
関連記事
- IPA、情報セキュリティ教科書の最新版を刊行
IPAはコンピュータユーザー向けの情報セキュリティの教本「情報セキュリティ読本 三訂版」を刊行した。 - IPA、脆弱性対策情報のデータベースサービスを機能強化
IPAは、脆弱性対策情報データベース「JVN iPedia」に検索の新機能などを追加した。 - IPA、Webの脆弱性対応ガイドなどを公開
IPAは、Webサイトの脆弱性対策などについてまとめた管理者向けのガイドラインを公開した。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.