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Adobe ReaderとAcrobatのパッチが公開、多数の脆弱性に対処
AdobeはReader/Acrobatのバージョン9.2を公開し、ゼロデイ攻撃にも利用されていた脆弱性を解決した。
米Adobe Systemsは10月13日、Adobe ReaderとAcrobatの定例セキュリティアップデートを公開し、多数の深刻な脆弱性に対処した。ReaderとAcrobatの四半期パッチ公開は今回が2度目となる。
Adobeのセキュリティ情報によると、脆弱性はReader/Acrobat 9.1.3までのバージョンに存在し、悪用されるとアプリケーションがクラッシュしたり、場合によっては攻撃者にシステムを乗っ取られたりする恐れがある。今回のパッチ公開前から、これら脆弱性を突いた攻撃の発生が確認されていた。
Adobeはユーザーに対し、脆弱性を解決したReader/Acrobat 9.2へのアップデートを奨励。それができない場合はバージョン8.1.7または7.1.4へのアップデートを促している。いずれもWindows、Macintosh、UNIX版が用意されている。
また、Reader/Acrobat 9.2と8.1.7ではユーザーインタフェースを改良してセキュリティ関連のアラートをユーザーの目に付きやすくしたり、特定のJavaScript APIをブラックリストに追加したりできる「JavaScript Blacklist Framework」を導入するなどのセキュリティ強化策も盛り込まれた。
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Adobe Reader 9.1.3とAcrobat 9.1.3で解決した脆弱性は、Adobeが対処する前から情報が公開され、ゼロデイ攻撃に利用されていた。
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