SpringSource、RESTに完全対応した「Spring 3.0」を発表
SpringSourceは、オープンソースで提供されるJavaのDIコンテナ「Spring Framework 3.0」を発表した。RESTへの対応が特徴で、リッチなWebアプリケーションを容易に開発できるという。
米VMware傘下のSpringSourceは米国時間の10月19日、オープンソースのJava開発フレームワーク「Spring Framework 3.0」を発表した。REST(Representational State Transfer)への対応が特徴で、リッチなWebアプリケーションを容易に開発できるという。
Spring 3.0は「Java 5」をベースとし、Spring APIをはじめ実装コードベース全体でJava 5シンタックスを導入した。より合理的に高レベルな機能を構築できるという。
フレームワーク「Spring MVC」でRESTを包括的にサポート、RESTスタイルの要求マッピングなどが可能となる。クライアント側のRESTサポートは、RestTemplateクラスの形で提供される。Bean定義の表現パーサーで「Spring expression language(SpEL)」が利用できるようになったほか、ETagサポートも加わった。
「Java EE 6」の早期サポートも実現、JSR-303やJSR-330に加え、JSF(JavaServer Faces)2.0、JPA(Java Persistence API)2.0をSpring環境で利用できるという。
このほか、アノテーションベースのコンポーネントサポートの強化、Object/XML Mapping(OXM)、Portlet 2.0サポートなども特徴となる。Spring 2.5との後方互換性もある。
SpringSourceは米ニューオーリンズで開幕した年次カンファレンス「SpringOne 2GX conference」で最新版を発表した。同日、Springアプリケーション構築向けのランタイム環境「SpringSource tc Server Developer Edition」も発表している。
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