Microsoftの新OS「Windows 7」の10月22日発売に合わせ、「割引」「スペシャルオファー」などの誘いでユーザーをだまそうとする便乗スパムメールも盛り上がっているようだ。セキュリティ企業の米McAfeeがブログで伝えた。
それによると、便乗スパムは「Windows7 ultimate 86% off」「Microsoft Windows 7 special offers」「Windows 7 FAQ」などの件名で数カ月前から出回っているという。McAfeeの調べでは、9月から10月にかけて流通した全スパムメールのうち、Windows7便乗スパムが占める割合は1.88%。1日に1600億通ものスパムが送信されていることを考えれば、相当の数になるとしている。
スパムメールは注目の話題やニュースに便乗してユーザーの目を引こうとするのが常套手段であり、だまされてリンクをクリックしたりしないよう、十分な注意が必要だとMcAfeeは呼び掛けている。
関連記事
- 「10年に1度クラスのお祭り」――本気の盛り上がりをみせたWindows 7深夜販売
10月22日0時、ついにDSP版Windows 7の一般向け販売がスタートした。そのとき、深夜販売慣れしているはずのPCパーツショップのスタッフには、あまりの反響に疲労の色さえ浮かんでいた。 - Windows 7がヌードル1杯分――中国の海賊版マーケットを歩く
上海の悪名高い海賊版マーケットでは、Windows 7が3ドル弱で売られている。発売までまだ1週間あるというのにだ。(ロイター) - Windows 7のリリースがもたらす「XP時代の終わり」
Windows XPは企業のPCの80%で使われているが、Windows 7のリリースに伴い、その時代は終わりに向かっていくだろう。2014年のサポート終了も終わりをもたらす一因だ。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.