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NEC、ヘルスケアソリューションを体系化――SaaS提供も開始
NECはヘルスケアソリューションを体系化するとともに、SaaSとしての提供を含む3つのサービスを追加する。
NECは10月27日、従来より企業・自治体・医療機関・個人を対象に提供してきたヘルスケアソリューションを体系化するとともに、3つのサービスを追加。同日より販売開始すると発表した。新サービスの概要は以下のとおり。
- 従来からSI型で提供している健康管理支援システム「ADMETY-HR」にSaaS版を追加。名称を「elegent-HC」とし、税別50万円〜/月で提供する。
- 健診データや臨床研究データなどに含まれる個人情報を匿名化する「ヘルスケア情報匿名化サービス」を受託サービスとして提供。ユーザーは個人の特定を防止しながら、同一個人のデータを経時的に把握できるようになり、健康状態の追跡や維持向上の施策を立案するなど健康情報の活用を図れる。価格は税別300万円から。
- SQLインジェクションなど個人健康情報の取得を狙った攻撃に対する脆弱性を診断する「Webアプリケーション脆弱性診断(税別100万円から)」および、OSへのパッチ適用状況や不要サービス起動状況などサーバやネットワーク機器の脆弱性を診断する「プラットフォーム脆弱性診断(税別30万円から)」を実施。これらのサービスは、NECが1月に設立したセキュリティ専門部署「セキュリティ技術センター」により「セキュリティ・メンテナンスサービス」としてオンサイトで提供される。
なおこれらのサービスについては、11月5日から6日まで開催される「C&Cユーザーフォーラム & iEXPO 2009」にて一部サービスが展示されるという。
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