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会社が最低限やるべきこと:不景気時代の会社と従業員の関係(2)(3/3 ページ)
「給料もらってるんだから、やれ!」こういうことを言い出すと社員の団結力は崩壊します。「社長vs社員」にならないよう経営にかかわるメンバーが力を尽くすことが必要になります。
会社の存在意義とは
「会社が悪い」「うちの会社ってさぁ……」
などといった愚痴を聞くことがありますが、そもそも会社とは何でしょうか。
わたしは、会社というものは登記されたものでしかなく、オフィスという空間でしかないと考えています。上記の愚痴はそこに対するものではなく、社長や部長といった上司に対するものであることがほとんどです。
ただ、忘れてはならないことは、上司だけが会社ではなく、自分自身も会社の一部であるということです。そう考えると、会社批判をすることは天につばを吐くようなものでもあることになります。
会社の存在意義というのは、自分自身の存在意義の一部でもあると考えることができます。自分自身が会社でどういうバリューを発揮することができるか、それにより会社の存在意義がはっきりすることになり、存在価値が高まるといえるのではないでしょうか。
では、次回は社員の存在意義について考えてみたいと思います。
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著者プロフィール:大木豊成(おおき とよしげ)
Xarts株式会社 常務取締役。米国PMI認定ProjectManagementProfessional取得。シンガポール大学卒業後、数々の事業立ち上げおよび企業立ち上げを経験。ソフトバンク在籍中の経験を「ソフトバンク流『超』速断の仕事術」(ダイヤモンド社)にまとめて出版した。現在は上記企業の他、学校での講師、講演などで奔走する。
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