セキュリティ企業のAVG Technologiesは11月2日、中小企業向け統合セキュリティ製品の最新版「AVG Internet Security Business Edition 9.0」など3製品を発表した。コージェンメディアが販売する。
新製品では、マルウェア検出技術に定義ファイルや行動の特徴などを監視するヒューリスティック検知などの従来型手法に加え、不審なプログラムの信頼性を同社のデータベースに照会する技術や、信頼済みファイルをリスト化したホワイトリスト方式を新たに組み合わせた。これにより、スキャン時間を最大で半分程度に短縮し、メモリ使用量も10〜15%削減したという。
また、パーソナルファイアウォール機能では信頼済みのアプリケーションリストを活用して、ユーザーに通信の許可/不許可を確認する回数を減らすようにした。管理者向けにはセキュリティ設定ツールの改善による操作性向上や、システム復旧用の「レスキューCD」を用意した。
新機能の一部は、併せて発表したマルウェア対策製品の最新版「AVG Anti-Virus Business Edition 9.0」およびSOHO向け無償ウイルス対策製品「AVG Anti-Virus Free Small Business Edition」の最新版にも採用している。
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