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2009年度の情報セキュリティコンサルティングのサービス市場は3.9%増
ミック経済研究所は、2009年度の情報セキュリティコンサルティングのサービス市場が3.9%増の約670億円になると予想している。
ミック経済研究所は11月9日、情報セキュリティコンサルティングのサービス市場に関する調査リポートを公表した。2008年度は対前年比0.8%減の約646億円としている。
内訳は、ポリシー策定やIT統制、内部統制支援などの「マネジメント強化系サービス」が約280億円(43.3%)、脆弱性対策などの「監査・分析・診断系サービス」が約173億円(26.9%)、「認証取得支援系サービス」が約100億円(15.5%)、「システム設計支援系サービス」が約92億円(14.3%)だった。
2009年度は同3.9%増の約670億円になると予測。特にWebアプリケーションに対する脅威が高まっていることから監査・分析・診断系サービスは同9.7%増の約190億円が見込まれるという。また、認証取得支援系サービスでもPCI DSS(クレジットカード業界のセキュリティ基準)の順守する動きが出始め、同8.7%増の109億円になるとみている。
マネジメント強化系サービスは、J-SOX施行時期の活況の反動で今後も停滞が続くとみられ、2009年度は同1.3%減の約276億円と予想。システム設計支援系サービスは、投資意欲のわずかな回復が見込まれ、同3.5%増の約95億円と試算している。
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