MySQLのオリジナル開発者、MySQL 5.1からフォークした「MariaDB 5.1」RC版をリリース
MySQLの創始者でとして知られるウィデニウス氏が、MySQL 5.1のコードをベースとする「MariaDB 5.1」のRC版をリリースした。
フィンランドMonty Programの創始者、マイケル・“モンティ”・ウィデニウス氏は1月18日、オープンソースのデータベース「MariaDB 5.1.41 RC」を発表した。MySQLからフォークしたプロジェクトで、MySQL 5.1と互換性を持つ。
ウィデニウス氏はMySQL(米Sun Microsystems)の創始者でオリジナルコードの作者。SunがMySQLを買収後にSunを退社、Monty Programを立ち上げ、ストレージエンジン「Maria」や「MariaDB」などのオープンソースプロジェクトを進めている。
MariaDBはMySQL 5.1のコードをベースとし、「MyISAM」の代替となるMariaをはじめ、各種ストレージエンジンを含む。MySQLの「InnoDB」の代わりに「XtraDB」を採用、米Googleや米Perconaなどの強化を利用でき、次期版「MySQL 5.4」レベルの性能を得られるという。このほか、「PrimeBASE XT」「FederatedX」も搭載されている。
開発が途中でキャンセルされた「MySQL 6.0」で予定していたスレッドプール、結合を最適化する独自開発機能「Table Elimination」、Perconaが開発したパッチなども取り込まれている。
ライセンスはGPL v2を採用、ウィデニウス氏によると、MariaDB 5.1の正式版は近い内にリリースする予定という。
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