NECビッグローブ、企業サイト構築をSaaSで支援
NECビッグローブは、企業のWebサイトの構築や運用を手掛けるSaaSを提供すると発表した。コンテンツ管理システムとサーバなどのホスティング、SEO対策や導線設計といったWebサイト構築関連のサービスを一括で提供する。
NECビッグローブは1月26日、企業のWebサイトの構築や運用を手掛けるSaaS(サービスとしてのソフトウェア)を提供すると発表した。サービスを導入する企業は、専用のサーバなどを購入せずに短期間でWebサイトを構築できる。
提供するサービス名は「CMS All in One for WebRelease」。簡単な操作でWebサイトを構築できるコンテンツ管理システムとサーバやネットワーク回線の敷設などを含むホスティングサービスを組み合わせ、SaaSとして提供する。コンテンツの更新履歴の記録や、コンテンツの公開を承認するワークフローの設定といった機能を備える。
オプションサービスとして、SEO(検索エンジン最適化)対策やWebサイトのブランディング、サイトの目的に合わせた導線設計なども支援する。
サービスの提供に当たり、フレームワークスソフトウェアおよびロフトワークと提携。CMS All in One for WebReleaseはNECビッグローブのホスティングサービス、フレームワークスソフトウェアのコンテンツ管理システム「WebRelease 2」、ロフトワークのサイト設計サービスを組み合わせたもの。
価格は初期費用が5万2500円、月額5万2290円。WebRelease 2およびホスティングサービスを個別に導入する場合に比べて、システムの設計、構築に必要な期間を50%短縮できる。今後3年間で100社に導入し、5億円の売り上げを目指すとしている。
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