ニュース
YouTube、動画再生速度をチェックできるダッシュボードを公開
IPv6対応やHTML5版のテストなど、高速化を進めているYouTubeが、ユーザーに動画速度を意識してもらうためのサービス「動画速度の履歴」を発表した。
米Google傘下のYouTubeは2月11日、ユーザーが自分の環境での動画再生速度をほかと比較できるサービス「Video Speed Dashboard」(日本でのサービス名は「YouTube 動画速度の履歴」)を公開した。
ユーザーが自分のPCで再生する動画の速度は、接続環境や利用しているISP(インターネットプロバイダー)、ビデオのサーバからの物理的な距離などさまざまな要因の影響を受ける。ユーザーはこのダッシュボードで、自分の動画再生速度と、同じISPを使っているほかのユーザー、同じ都市、国、世界の平均的な再生スピードをグラフで比較できる。この数値は、ユーザーが過去30日間同じWebブラウザとIPアドレスで再生したYouTubeビデオがWebブラウザに届くまでの速度の平均値という。
ユーザーはこのデータを見ることで、自分の使っているISPがほかのISPより遅いとか、同じISPを使っていてもほかの要因で遅いといった現状を把握できる。YouTubeはこのサービスの提供を、Googleが取り組んでいる“Web高速化”の一環としている。
関連記事
- Google、1Gbpsのブロードバンド実験計画を発表――5万世帯以上に提供
“Web高速化”に取り組むGoogleが、ブロードバンドネットワーク事業に乗り出した。高速光回線を米国の5万〜50万世帯に実験的に提供する計画だ。 - Google、YouTubeをIPv6対応に
- YouTube、新ユーザーインタフェースをテスト公開
- YouTube、HTML5動画プレーヤーをテスト公開
- YouTube、高速版「Feather」のテストを開始
“Web高速化”に取り組むGoogleが、YouTubeでも動画再生スピードの高速化を目指す。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.