ニュース
NetApp、SunのZFSをめぐる特許訴訟の終了を発表 Oracleと合意
2007年にSunのZFSをめぐって始まった両社の特許訴訟が、両社の提訴取り下げてでようやく終結。NetAppは今後もOracleとの協力関係を維持していくとしている。
米NetAppは9月9日(現地時間)、2007年に米Sun Microsystemsとの間で起こした特許訴訟を終了することで、現在Sunを傘下に収めている米Oracleと合意に達したと発表した。両社が互いの提訴を取り下げる。合意の条件は公表しない。
NetAppとSunの争いは、まず2007年に、SunのZFS技術がNetAppの特許7件を侵害しているとしてNetAppがSunを提訴したことから始まった。これに対しSunは同年10月、NetAppがSunの特許18件を侵害しているとして反訴し、係争が続いていた。Sunは2010年1月、Oracleに買収された。
NetAppのトム・ジョーゲンス社長兼CEOは「OracleとNetAppは10年以上の間、IT関連のコストおよび煩雑さを削減するためのソリューションを世界中の顧客に提供するというビジョンを共有してきた」と語り、両社共通の顧客にIT関連のソリューションを提供するためOracleとの協力関係を維持していくと述べた。
企業向け情報を集約した「ITmedia エンタープライズ」も併せてチェック
関連キーワード
NetApp | 裁判 | Oracle(オラクル) | 特許侵害 | ZFS(Zettabyte File System) | 買収 | Sun Microsystems(サン・マイクロシステムズ)
関連記事
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.