ニュース
Twitterの脆弱性突くコードが拡散 Webブラウザでのアクセス自粛呼び掛け
Twitterの脆弱性を突いたコードが急速に拡散し、意図しないツイートをしてしまうケースなどが多発。当面、WebブラウザからTwitterにアクセスしないなどの対策が必要だ。
Twitterの脆弱性を使ったコードが急速に拡散し、意図しないツイートをしてしまうケースなどが多発している。当面の対策として、WebブラウザからTwitter公式ホーム画面にアクセスしないなどの対策をセキュリティーソフト会社やユーザー有志が呼び掛けている。
Kaspersky Labのブログによると、Twitterに存在するクロスサイトスクリプティング(XSS)の脆弱性が原因。ツイートにスクリプトを埋め込んだり、外部サイトからスクリプトを呼び出すなどしてユーザーに実行させることが可能になっている。ユーザーにツイートを連鎖させるコードも出回っており、急速に広がっているもようだ。
コードによっては、ログイン状態でWebブラウザからTwitterにアクセスしてコードを表示させただけで自動的に実行されてしまうものもあるため、(1)ログアウトする、(2)WebブラウザのJavaScriptを無効にする、(3)WebブラウザでTwitter公式ホーム画面にアクセスしない(安全が確認されているTwitterクライアントソフトを使う)──といった対策が必要。Twitterが公式に脆弱性を修正したとアナウンスするまでは要警戒だ。
関連記事
- Twitterで悪質なスクリプトが流通、cookie盗難の恐れ
TwitterのXSSの脆弱性を突いてユーザーのcookieを盗み出す悪質なJavaScriptが出回っているという。 - YouTubeにXSS攻撃、不正ポップアップなどの被害広がる
YouTubeの脆弱性が悪用され、ショッキングなデマが流れたり、コメントが表示されなくなるなどの影響が広がった。 - 「Samy」と同種のワーム:Twitter、XSS攻撃の標的に
感染すると「stalkdaily.com」や「Mikeyy」を宣伝するスパムつぶやきを投稿してしまうワームが復活祭の週末に広まった。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.