ノルウェーのOperaは10月21日、次期Webブラウザ「Opera 11」のα版をリリースした。Operaとしては初めて拡張機能に対応した。
ユーザーは拡張(Extension)機能を追加することで、Firefox、Chromeと同様、Operaの機能をカスタマイズできるようになる。拡張はHTML5、JavaScript、CSSなどWeb標準技術を使って作成できるため、コードを少し変更すれば他のブラウザでも利用可能だとしている。
拡張機能は同社Webサイトで公開されている。
同社のヨン・フォン・テッツナー共同創立者は「Operaはずっとユーザーが自由にカスタマイズできることを重要視してきた。今回の拡張機能の搭載は、これまでとは異なる、拡張という新しいカスタマイズ方法を提供できるようになったことを意味する。拡張機能により、Opera 11の自分流アレンジ方法は無限になり、Webの楽しみ方が広がるだろう」とコメントしている。
また、複数のPCでブックマークやスピードダイヤルを同期できる「Opera Link」のAPIを公開した。同APIを使って、Opera Linkのデータを他のオンラインサービスに利用したり、アプリケーションを開発できる。
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