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Amazon、クーポン共同購入サイトLivingSocialに投資
GoogleがGroupon買収に乗り出したと報じられる一方で、Amazonがクーポン共同購入サイトLivingSocialに1億7500万ドルを投資した。
米Amazonは12月2日、クーポン共同購入サイトの米LivingSocialに1億7500万ドルを投資したことを明らかにした。
LivingSocialは米Grouponと似たサイトで、レストランでの食事やエステ、商品などを割引価格で購入できるクーポンを販売している。Grouponとは違って、一定の人数が集まらなくても割引は成立する。また、会員が自分の買ったクーポンを他人に勧め、3人が購入した場合、勧めた会員は無料になるという点が特徴だ。同サイトは2007年創業で、現在は米国、カナダ、英国、アイルランド、オーストラリアで1000万人を超える会員を有し、1日の売上高は平均100万ドルを超えるとしている。2011年の売上高は5億ドルを超える見通しだ。
LivingSocialはAmazonのほか、投資会社Lightspeed Venture Partnersから800万ドルを調達している。この資金を世界展開や事業の成長に活用するとしている。
クーポン共同購入サイトは急成長を遂げており、Googleが業界最大手のGrouponを買収する交渉を進めていると報じられるなど、大手IT企業も関心を寄せている。
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