米AMDは1月10日、ダーク・メイヤーCEOの辞任を発表した。トーマス・サイフェルト上級副社長兼CFO(最高財務責任者)が暫定CEOとなる。
AMD取締役会長のブルース・クラフリン氏は、メイヤー氏はAMDを安定させたとしつつも、「取締役は株主価値を増大させる機会があると確信している。これには大きな成長、市場リーダーシップの確立、多大な収益が必要となる。今このときに指導者を変えることで、これらの目的の達成を加速させられると確信している」と述べている。
メイヤー氏は2008年7月にCEOに就任した。在任中には製造部門をGLOBALFOUNDRIESとして分社化し、Intelとの独禁法訴訟で和解した。AMDは同氏の後任を探す委員会を設けた。サイフェルト氏は暫定CEOを勤めながら、CFOも継続する。
また同社は、20日に発表予定の2010年第4四半期決算について、売上高が前期比2%増の約16億5000万ドルになるとの速報値を明らかにした。
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