米Googleは6月14日(現地時間)、家庭での太陽光発電の普及を目的とする基金に、2億8000万ドルを出資すると発表した。同社のクリーンエネルギーへの投資額としては過去最高額で、これにより同社のクリーンエネルギープロジェクトへの累計投資額は6億8000万ドル以上となった。
この基金により、家庭および企業向け太陽光発電システムを販売・リースする米SolarCityが、設置およびメンテナンス料金無料のリースを提供する。顧客は、月額の使用料を支払うだけでソーラーシステムを利用できる。同社はこれまでに約1万5000戸にシステムを設置しているが、その内の1万2000戸はリースでの利用だという。
例えば電力会社に月額200ドルの電気料金を支払っている家庭の場合、月額50ドルのシステムを借りることで電気料金が月額60ドルに下がり、1月当たり30ドルの削減になるという。米CNNによると、SolarCityはこの基金で7000〜9000戸に設置料無料のリースシステムを提供する見込み。
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