米Googleは4月18日(現地時間)、オレゴン州アーリントンで建設中の風力発電所「Shepherds Flat Wind Farm」に約1億ドルを出資したと発表した。同発電所は2012年に完成する見込みで、完成すれば23万5000世帯以上を賄える845Mワットの電力の供給が可能な世界最大規模の風力発電施設になる。
同発電所は、米国では初めて磁石発電機を採用したタービンを利用する大規模商用風力発電所になる。このタービンを提供する米GEも出資しているほか、住友商事の米子会社Sumitomo Corporation of Americaと伊藤忠商事の米子会社Tyr Energyも出資している。
Googleはクリーンエネルギープロジェクトに累計で3億5000万ドル以上投資している。最近では、4月11日に米BrightSource Energyがカリフォルニア州のモハベ砂漠に建設中の太陽熱発電所に1億6800万ドルを出資したと発表した。
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