NECは6月23日、関西地区に「NEC関西第二データセンター」を設置すると発表した。8月22日からサービス提供を開始する予定。東日本地域からの移設やバックアップ利用への対応、また、クラウドサービスの提供基盤として運用する。
新センターは、大阪市内から電車で約1時間の場所に開設するという。災害の危険性が低い立地で、停電時には無給油で48時間以上の給電可能な自家発電設備や、2回線受電方式(本線予備線受電方式)を含む冗長化した電源設備を設置。生体認証と不正通行を防止する入退出管理など、堅牢なセキュリティ対策を講じる。金融情報システムセンターの「金融機関等コンピュータシステムの安全対策基準」の設備基準に準拠した施設になる。
また主力データセンター間でのネットワーク接続や統合的な運用監視によって、ユーザーは既設の「NEC関西データセンター」とNEC関西第二データセンターの両方のサービスを利用できるようになるという。
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