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ハッキング情報の提供を促す暴露サイト「HackerLeaks」が出現
ハッキングによって入手した情報の暴露を支援するとうたったサイト「HackerLeaks」が開設された。
ハッカーが盗み出した情報の公開をハッカーが支援するとうたった「HackerLeaks」というWebサイトが開設された。米政府の機密文書を大量に暴露した内部告発サイトのWikiLeaksをモデルとし、ハッキングによって入手した情報の提供を促している。
同サイトのホームページには「YOU DOWNLOAD IT, WE'LL DISCLOSE IT FOR YOU」(あなたがダウンロードし、われわれが公開する)という一文が掲載され、「データベース、エクスプロイト(脆弱性の悪用)、セキュリティフロー、文書、電子メールスプール」の文字が並ぶ。
Webサイトに掲載された説明によると、このプロジェクトは「Peoples Liberation Front」(PLF)のメンバー間の話し合いによってスタートした。PLFは、ソニーなどのWebサイトを狙ったサイバー攻撃への関与が指摘されるハッカー集団Anonymousの一派とみられている。
目標は「ハッカーが重要情報を匿名で安全に公開できる手段の提供」を第1に、「政治的にできるだけ大きな影響を与えるため、リーク情報を最大限に暴露すること」を第2に掲げ、寄せられた情報はサイト側で精査して、情報提供者の痕跡が残らないようにするとしている。
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