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ソフトバンク、モバイル広告ネットワークのInMobiに2億ドル出資
InMobiはソフトバンクのバックアップを得て、Google傘下のAdMobやAppleのiAd、Millennial Mediaなどの強敵に挑む。
ソフトバンクは9月15日、インドの広告ネットワーク企業InMobiへの2億ドルの出資を発表した。出資は2回に分けて行われる。1億ドルは既に出資しており、2回目は2012年4月になるという。
ソフトバンクの孫正義社長は発表文で「InMobiとの提携を通じて、モバイルインターネット分野の成長が加速し、アジアNo.1インターネットカンパニーを目指すソフトバンクが、さらに進化していくことを確信しています」と語った。
InMobiは、2007年創業のバンガロールに拠点を置く非公開企業。ベンチャーキャピタル大手のKleiner Perkins Caufield & Byers(KPCB)とSherpaloも出資している。日本を含む165カ国以上で広告ネットワークを展開し、月当たりのモバイル広告インプレッションは470億以上という。Android、iPhone、iPad、携帯電話に広告を配信できるプラットフォームを提供している。また、8月にモバイル決済サービスの米Sproutを買収した。同社は米Googleが20日にスタートしたモバイル決済サービスGoogle Walletと競合するサービスSmartPayを展開している。
モバイル広告ネットワーク市場では、米Google傘下のAdMob、米AppleのiAd、米Millennial Mediaなどの大手がシェアを争っている。
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