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Adobe Photoshop Elements 8.0に深刻な脆弱性、最新版にアップグレードを
Photoshop Elements 8は既にサポート期限が切れていることから、解決策として、Adobeは最新版のElements 10へのアップグレードを奨励している。
米Adobe Systemsは「Adobe Photoshop Elements 8.0」までのバージョンに存在する深刻な脆弱性についてのセキュリティ情報を9月30日付で公開した。
同社によると、Photoshop Elements 8.0までのバージョンに2件のバッファオーバーフロー問題が見つかり、悪用された場合、システムを制御される恐れがあることが分かった。攻撃者がこの問題を悪用するためには、「.grd」または「.abr」の拡張子が付いた不正なファイルをユーザーが開くように仕向ける必要がある。
危険度はAdobeの4段階評価で最も高い「Critical」と位置付けている。現時点でこの問題を突いた攻撃の発生は確認されていないという。なお、Photoshop Elements 10と9にはこの脆弱性は存在しないとしている。
Photoshop Elements 8は既にサポート期限が切れていることから、この脆弱性を解決するための更新版は公開されていない。解決策としてAdobeでは、最新版のElements 10へのアップグレードを奨励しているが、アップグレードできない場合は不審な.grd/.abrファイルを開かないよう注意を呼び掛けている。
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