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アプリケーションサーバ「WebLogic」の最新版を発表 日本オラクル

日本オラクルはJava EE 6やJava SE 7に対応したアプリケーションサーバ製品の最新版を提供開始する。

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 日本オラクルは1月25日、アプリケーションサーバ製品の最新版「Oracle WebLogic Server 12c」を2月7日から国内で提供開始すると発表した。Java Platform Enterprise Edition(Java EE)6とJava Platform Standard Edition(Java SE)7に対応するなどの特徴を持つ。

米Oracle 製品管理担当シニアディレクターのマイケル・リーマン氏
米Oracle 製品管理担当シニアディレクターのマイケル・リーマン氏

 同日に開かれた記者説明会において、米Oracleで製品管理担当シニアディレクターを務めるマイケル・リーマン氏は、新製品の主な追加要素として、Java EE 6および昨年7月末にリリースされたJava SE 7への準拠による開発生産性の向上を挙げた。具体的には従来製品と比べて、Javaのクラス数を25%削減、コード行数を50%削減、XML行数を80%削減した。これによって開発速度が向上するだけでなく、「オープンな標準技術へ準拠することで、さまざまな製品との互換性が保たれ、企業におけるシステム導入のリスクが低減するだろう」と、リーマン氏は力を込める。

 WebLogic Server 12cは、同社のミドルウェア製品群「Oracle Fusion Middleware」のアプリケーション実行基盤である「Cloud Application Foundation」の中核コンポーネント。上述したJavaへの対応に加えて、データベース製品「Oracle Database」や高速クラウドマシン「Oracle Exalogic Elastic Cloud」との連携など、200以上の新機能が実装された。ミッションクリティカルを支える信頼性についても強調した。

 パートナー企業への取り組みも強化する。同社のパートナープログラム「Oracle PartnerNetwork Specialized」において、ミドルウェア分野のSpecialization(セールス、プリセールス、実装、サポートの4職種に焦点)取得者数は現在約400人で、この人員をさらに増やしていくほか、技術情報やトレーニングセミナーを積極的に提供していく。

 価格は、Standard Editonが1プロセッサあたり108万7000円(税込み)、Named User Plus(指名ユーザーライセンス:オラクル製品に対して使用する権利を与えられている個人の人数によって価格を設定する体系)は2万1700円(同)。Enterprise Editonは、1プロセッサあたり271万7400円(同)、Named User Plusが5万4300円(同)。WebLogic Suiteは、1プロセッサあたり489万1300円(同)、Named User Plusが9万7800円(同)。

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