米Googleは3月12日(現地時間)、検索エンジン改善のために毎週行っている社内会議の様子の一部を公式YouTubeチャンネルで公開した。Google検索に追加される新機能や改善がどのように決定されるかを垣間見ることができる。
約8分間のこの動画は、ユーザーが長いクエリを入力した際のスペル修正サジェスト機能に関するもの。専門用語や社内用語が飛び交うが、要所に字幕での説明(英語)が表示され、一般ユーザーでも話の流れを追えるようになっている。
会議で議長を務めるGoogleフェローのアミット・シンハル氏によると、こうした検索アルゴリズム改善のための会議を毎週開催しているという。会議には、本社にいる検索チームやアナリストのほか、東京、モスクワ、ニューヨーク、チューリヒなど世界の各オフィスの関係者もビデオ会議で参加する。
参加者は持参したPC(多くがMacBookシリーズだ)で、アナリストチームが事前に配布した数十ページの分析結果を参照しながら意見を交換する。
シンハル氏は、例えばこの動画で紹介したスペル修正機能は、追加してもトラフィックへの影響は0.1%だが、どんなに小さな変更でもこうした会議で精査・分析すると説明する。
10語で構成されたクエリに含まれるスペルミスをどう修正するのがユーザーのためにベストかを、各方面の専門家が8分かけて検討する様子は一見の価値がある。
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